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【プレスリリース】第三者割当増資による資金調達のお知らせ

 ジャパンメディカルデバイス株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役:岡野貴史、以下JMD)は、PIA株式会社からの2020年11月および2021年4月の無担保転換社債型新株予約権付社債による2億円の資金調達に続き、CABC’S Group (https://www.cabcsgroup.com/)、心臓シミュレータⅠ有限責任事業組合、心臓シミュレータⅡ有限責任事業組合を引受先とする第三者割当増資により、総額5億5,200万円の資金を調達しました。

本資金調達の引受先

CABC’S Group
 株式会社Q’sfix(本社:東京都千代田区、代表取締役:中村明弘)
 パトコア株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:中村明弘)
 中村明弘

心臓シミュレータⅠ有限責任事業組合(本社:東京都品川区、代表:宮田一雄、設立: 2022年8月、主な組合員:富士通パートナー企業、富士通OB)

心臓シミュレータⅡ有限責任事業組合(本社:東京都品川区、代表:中西聖、設立:2022年9月、主な組合員:PIA株式会社取引先、医療機器関連企業および個人)

ジャパンメディカルデバイス(JMD)について

 当社は、心臓シミュレータ(UT-Heart)を活用した新たな医療機器コンピュータシミュレーションサービスを研究開発しています。

 心臓シミュレータ(下図)とは、東京大学と富士通が10年以上かけて、スーパーコンピュータ上で作り上げた、世界最高峰のテクノロジーです。CTや超音波画像を含む臨床データをインプットデータとし、スーパーコンピュータの演算能力を活用して、分子レベルの電気的・力学的挙動を計算することで、個人の心臓の動きを忠実に細かい部分まで再現できます。

 現在、東京大学発ベンチャーである株式会社UT-Heart研究所や他の協力機関と一体となって、様々なコンピュータシミュレーションサービスを研究開発しています。そして、研究開発したサービスの実用化・事業化を実現することで、世界の心臓病治療の進歩に貢献し、全人類のQOL(Quality Of Life)向上に寄与します。

本資金調達の目的

 研究開発中のサービスの一つである「心臓再同期療法の効果予測」の実用化・事業化のために本資金を使用します。心臓再同期療法とは、両心室ペーシングにより心臓のポンプ機能の改善をはかる治療方法です。本治療を行っても十分に効果が得られない人がおよそ3割もいることが報告されています。
 https://jmd-corp.com/service/#section2

 本資金を活用し、日本の規制当局であるPMDA、米国の規制当局であるFDAへの薬事承認取得に向けた申請プロセスを進めてまいります。具体的な使用用途は、臨床試験/治験に係る費用、必要な計算機やソフトウェアツールの購入、プログラムの品質改善、ビジネス展開に使用する業務支援システムの開発、QMS/ソフトウェアライフサイクル/リスクマネジメントの構築、申請手続きに係る費用などです。

 これらの活動に資金を使用することで、本サービスを実用化・事業化するビジネス環境を整備し、患者様にできるだけ早くお届けすることを目指します。

 本サービスの提供により、効果のない約3割の両心室ペーシング治療を減らし、医療費の削減に貢献します。さらに、本治療を行う患者様は治療への納得感を得られ、本治療を行わない患者様は他の治療の選択の機会が得られるため、患者様のQOL向上に寄与します。

会社概要

社名:ジャパンメディカルデバイス株式会社(Japan Medical Device Corporation)
設立:2020年(令和2年)11月16日
株主:PIA株式会社、中西聖、宮田一雄、岡野貴史、千葉修一、Simon Downs、株式会社Q’sfix、パトコア株式会社、中村明弘、心臓シミュレータⅠ有限責任事業組合、心臓シミュレータⅡ有限責任事業組合
所在地:〒141-0031 東京都品川区西五反田7-22-17 TOCビル
代表者:岡野 貴史(代表取締役社長兼CEO)
事業内容:心臓シミュレータ(UT-Heart)を活用した新たな医療機器コンピュータシミュレーションサービスの研究開発

【本件リリースに関するお問い合わせ先】
ジャパンメディカルデバイス株式会社 担当:岡野 貴史(おかの たかふみ)
MAIL:contact@jmd-corp.com

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